自分でできる対策
鳩よけグッズは、どれが効くのか
各ページの §09 で挙げているグッズについて、どこに向いていて、どう失敗しやすいかを書きました。 効かないものは効かないと書いています。
大前提として、鳩対策は「殺す」ではなく「居させない」です。
捕まえることは許可なくできませんし、そもそも1羽いなくなっても別の個体が来ます。
止まれない・入れない状態を作るほうが、結果として早く終わります。
1. グッズ別の向き・不向き
防鳥ネット ◎ 効果が高い
向いている場所:巣を作られた/作られそうなベランダ全体
よくある失敗:端に数cmのすき間が残ると、そこから入られて意味がなくなります。目合いは25〜30mm程度が目安。たるむと乗られます。
よくある失敗:端に数cmのすき間が残ると、そこから入られて意味がなくなります。目合いは25〜30mm程度が目安。たるむと乗られます。
剣山・スパイク ○ とまり防止に有効
向いている場所:手すり・室外機の天板・看板の上
よくある失敗:付けた面にしか効きません。すぐ横の平らな場所へ移るだけ、ということが起こります。フンが積もると剣山ごと足場になります。
よくある失敗:付けた面にしか効きません。すぐ横の平らな場所へ移るだけ、ということが起こります。フンが積もると剣山ごと足場になります。
防鳥ワイヤー ○ 手すり向き
向いている場所:見た目を保ちたい手すり・笠木
よくある失敗:広い面や、すでに巣がある場所には向きません。張りが緩いととまられます。
よくある失敗:広い面や、すでに巣がある場所には向きません。張りが緩いととまられます。
忌避剤・ジェル △ 補助的
向いている場所:物理的な設置ができない狭い場所の補助
よくある失敗:効果は一時的で、雨や紫外線で落ちます。定期的な塗り直しが前提です。単独では解決しにくい。
よくある失敗:効果は一時的で、雨や紫外線で落ちます。定期的な塗り直しが前提です。単独では解決しにくい。
CD・磁石・模型など △ 慣れられやすい
向いている場所:(居着く前の、ごく初期のけん制)
よくある失敗:最初は警戒しますが、多くは数日〜数週間で慣れられます。危険がないと学習されると効果が消えます。
よくある失敗:最初は警戒しますが、多くは数日〜数週間で慣れられます。危険がないと学習されると効果が消えます。
2. 被害の段階で、打つ手が変わります
同じグッズでも、鳩がどこまで居着いているかで効き方が違います。
① 休憩グッズで対応しやすい
時々とまる程度。剣山・ワイヤー・追い払いで離れることが多い段階です。
この時点で手を打てるのがいちばん安く済みます。
② 待機まだ間に合う
毎日同じ場所に来る、フンが決まった位置にたまる。
ここでネットまで踏み込むと再発しにくくなります。剣山だけだと隣へ移るだけになりがち。
③ ねぐら・巣づくりDIYの限界に近い
夜も居る、巣材を運んでいる。帰巣性が強いので、追い払っても戻ります。
巣材を運び始めたら、自分で動ける最後のタイミングです。
④ 営巣(卵・ヒナ)自分では手を出せない
卵やヒナのいる巣は、許可なく撤去できません。
巣立ちを待つか、許可を取るかになります。詳しくは法律のページへ。
3. ネットは「張り方」で決まります
効果が高いのに失敗も多いのがネットです。うまくいかない原因はだいたい同じところにあります。
端のすき間 ── 数cmでも入られます。四辺すべてを固定する
たるみ ── 緩いとネットの上に乗られます。ぴんと張る
目合い ── 25〜30mm程度が目安。粗いと通り抜けられます
素材の劣化 ── 屋外の紫外線で数年、安価な製品はもっと早く傷みます
先にフンを片づける ── 汚れたまま覆うと、内側に汚染が残ります
4. 自分でやらないほうがよい場面
この3つに当てはまるなら、無理をしないでください
- 脚立や身を乗り出す姿勢が必要な高さ ── 鳩の被害はベランダの外側・手すりの外・軒下など、体勢が不安定になる場所に集中します。 転落は、鳩の被害より重い結果になります。
- フンが厚く積もっている ── 乾いたフンを掃くと粉じんが舞います。清掃は湿らせてから、手袋とマスクを使うのが基本です。 量が多いときは専門業者のほうが安全です。
- 卵やヒナがいる ── 法律の話になります。触らずに窓口へ相談してください。
5. グッズ代を重ねる前に
①追い払っても戻ってくる ②フンがほぼ毎日たまる ③巣材を運んでいる ── このいずれかに当てはまったら、居着きが始まっています。 数千円のグッズを買い足していくうちに、業者に頼んだ場合と変わらない金額になることがあります。 見積もりは無料なので、金額を知ってから決めるほうが判断しやすいはずです。
※効果の評価は、各自治体が公開している対策案内(防鳥ネット・ワイヤー・追い払いを推奨し、 磁石やCD等は慣れられやすいとする記述)と、製品の一般的な仕様にもとづく整理です。 特定の製品の効果を保証するものではありません。